こんちゃ!Mitsuです。
輸出を始めて早6ヶ月目に突入し、初輸出での決算を迎えることとなり、高校1年生の時にチャート式数学の教科書を初めて開いたときと同じ感情を抱くことになりました。
その中でも「国内用と海外用の在庫は分けた方がいいのか?」という超難問に立ち向かうことになってしまい、「物販は面倒が多いので諦めて就職しよう」という最適解を導き出すことができました。
そもそも「還付金ってなあに?いっぱい在庫持つと返ってくるやつう?」ってレベルの状態から輸出を始めているので、右も左も前も後ろも分かっておりません。
ただ、この手の情報って下手なこと書いて間違えるとガチ勢に詰められるし、そもそもガチ勢にとっては「1+1=2」ぐらい当たり前の話なので、僕みたいに簿記8級ぐらいで躓いてるやつに向けた記事は一切でておりません。
そんな同士達に向けて遺書の意味も兼ねて書き残しておくことにしました。
国内物販と海外物販の在庫は「混ぜると危険」なのか?←コレだけ
<注意>
本ブログ記載内容はNot税理士監修であり素人の私見&合ってますか?という疑問符の投げかけです。
絶対に鵜呑みにせずに、内容の是正は必ず顧問税理士さんの意見を伺うようにしてください。
何か問題あったら2秒で消すので、ご指摘いただけましたら幸いです!
国内在庫+海外在庫=なに?
確証バイアス
まず、僕が議論しようとしている内容そのものが何言ってるのか分からないという方へ向けて、経緯を簡単に話すと「輸出を始めると仕入れでかかった消費税が戻ってくる」というぶっ壊れ仕様を知って、昨年末より輸出に手をだしたけど「僕のIQ4だったwwww」というのが事の始まりです。
スキーム自体は、無在庫なので余計なことを考えなくてもよかったのですが、慣れてくると誰しもが一度は考える生理現象が起きます。
国内で売ってる商品がついでに海外でも売れたらラッキーじゃね?(ガコッ)
でも,あんた!輸出用の商品仕入金額なんて把握しきれませんから!!!残念!!!
恐らく、輸出を始めて3ヶ月目のせどらーの大半は、脳内でこのような「国内在庫を輸出したい!」という欲に駆られると思います。
だって、簿記8級(未取得)の僕のようなせどらーの脳裏には「還付金は仕入値の10%だ!!」っていうのが義務教育レベルで刷り込まれていますからね。
天国と地獄
そこで最初に考えたのが、輸出用の【専用のクレジットカードと銀行口座】を用意すればいいんだという悪魔的な手法。
仕入の段階で分けておけば、明細みれば一瞬で分かるし、マネフォにデータが吸い上がった瞬間に、輸出用の仕入れとして勘定科目を分けて処理すれば楽勝に終わる。
そんなぬか喜びができたのは3日目ぐらいまでのことでした。
その日は突然にしてやってくる。
日本で売ってたやつが急に海外でも売れ始めたから併売したい!
そんな運命とも呼べる出会いを果たしてしまった時に、入口で完全に分けるというルールの元で運用していると、既に購入済みの在庫を急遽海外で売るなんてことができなくなってしまいます。
(※実際はできるので、こんな記事読んでないでさっさと税理士さんにやり方を聞きにいってください)
もちろん、事前に決済を2回に分けたりすれば済む話ではあるのですが、どっちでどれぐらいの数が売れるかなんて、ノストラダムスぐらいの預言者にしかわかんないし、海外で売ってしまった商品数を後からカウントして補充するのも余計なリソースを使って諸刃です。
ちなみにクレジットカードは一通り紹介できるのと、最低限の知識は保有しているのでTwitterのDMください!
そこで別の方法で還付金を瞬時に探さなければいけないという結論に至り、Twitterで募集をかけて色んな方の意見を聴きながら勝手に解釈してみました。
第74代 内閣総理大臣 竹下登
還付金とは
この仕組みを理解する上で大事になってくるのは、輸出でよく言われる還付金というの得体の知れない爆益への正しい理解でした。
もちろん、”輸出における還付金=消費税の還付金”を指す訳なのですが【消費税還付金=仕入金額の10%】と捉えてしまうことが圧倒的なミスリードとなり、今回のような在庫別管理という訳わからん思考に向かってしまった訳です。
上図において「Yの面積を測って導きだせ」ってなったとして、コンパスや定規を使って頑張ったところで、膨大な時間をかけて近似値を算出ぐらいで終わるでしょう。
一方で【Y=U(全体の面積)-X(円の面積)】であれば、多分小学生ぐらいでも導きだすことができるはずです。
なんか、こんな感じに近いことをやろうとしてました。
輸出しようが国内物販しようが、消費税というのは【売上にかかる消費税額-仕入れ等にかかる消費税額】という計算式で成り立つという普遍の事実は変わりません。
ここに【仕入時の消費税100%とられて、売上時の消費税は非課税】というルールが加わるだけというのが正しい解釈となります。
要は【国内売上は課税売上(通常運行)、海外売上は非課税売上(要設定)、国内海外仕入れは課税仕入(通常💩)】として計上すれば、全体で納付になるのか、還付になるのかというのが分かるので、わざわざ輸出用の仕入金額というものを求める必要性はないという話です。
実際の計算式
これだけの話で終わると、7割ぐらいの人たちが「ちょっとよく分からない」で終わると思いますので、国内だけの時と、国内と海外の併売している時の2パターンの消費税の計算方法を載せておきます。
国内売上5000万円、全体の仕入2500万円で全て税込だったとします。
売上にかかる消費税:国内売上10%の500万円
仕入れでかかる消費税:仕入10%の250万円
500万円-250万円=250万円の消費税の支払い
※実際には他(経費等)の消費税も加味する
国内売上3000万円、海外売上2000万円、全体の仕入2500万円で全て税込だったとします。
売上にかかる消費税:国内売上10%の300万円+海外は非課税
仕入れでかかる消費税:仕入10%の250万円
300万円-250万円=50万円の消費税の支払い
※実際には他の消費税も加味する
【売上にかかる消費税=お客様から預かっている】であり、【支払った消費税=国にとられてるので奪い返す】という認識で桶です。
上記式の解がマイナスになれば「還付対象=ボロ儲けで優勝」という解釈で桶です。
お気づきかもしれませんが、消費税計算において輸出用の仕入金額というのは一切でてきていないということ。
それでも意味が分からなかった人は「ぺイオニアからの入金は非課税売上✨」と覚えておけば桶。
ただし、どこで何を売ったかというのは「輸出証明書」という形で残しておく必要がありますが、これは自分自身が現在調査中で理解が追いついていないため、誰かがBrainを書いてくれるのを待ち望んでいます。
恐らく、輸出してくれる会社さんとかが用意するものであり、shopeeは申請したら普通にくれます。
結論
消費税なんて仕組みを作ったやつが全部悪いに尽きるけど、別に輸出やってるからといって、特に面倒臭い作業とかはなかったという結論で終わりでした。
そんな訳で国内と海外の在庫を混ぜても問題なし!安心して混ぜろ!!!
ちなみに、僕自身は【国内、海外、現行、廃盤】で保管場所は分けていて、経理上は【国内、海外】で分けてはいます。
部門別の会計がしたいとかってよりも、棚卸という刑務作業が面倒くさいので簡略化させるために部屋を分けたのと、在庫発注をオンライン完結で仕組化することができなかったという自分の能力値の低さが障壁となりました。
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税務調査
ちなみに、別の話題として、還付を受けると税務調査がきやすくなるというもありますが「どうせ税務調査はどっかのタイミングでくる」ので、諦めて会社たたんで就職してください。
ただ、どうでしても会社を継続したいという鉄の意志があるなら
・悪いことはすんなw
・書類やデータは整理しておけw
と当たり前のことをやっておくことを推奨します。
どうせ国内しかやってなくても、7年以内に税務調査は絶対にくるので、安心してください!!!!!
税務官は頭がいいから、余計な小細工してもバレます。
それよりも、多めに税金を払っておいて、さっさと個人のキャッシュ増やしてドバイに逃亡する方が早いです。
【法人(国内)+法人(海外)】とか【法人(国内免税)+個人事業(海外課税)】などで、会社で完全分離しておくのも選択肢としてはありだなと感じました。
余計なことに時間を使って損したので、皆様がそうならないように共有させていただきましたが、余裕で間違えている可能性もあるので、ご自身でも必ず税理士さんにチェックするようにしてください。
ちなみに確定申告が分かってない方はこちら↑
最後にご意見をくださった皆様、大変勉強になりました。ありがとうございました🙇
それでは!!!!!