こんにちは!Mitsuです!
せどりに足を突っ込んでから2年が経ちました。
今日まで「一体何のためにせどりをやっているんだろうか‥」って何回考えたのかをカウントしていたら、軽く700億回は超えていました。
恐らく、同じようなことを皆さんも考えたことがあるのではないでしょうか?
そんな訳で、思考整理も兼ねて「Why?」を記事を書いてみることにしました。
店舗せどりで思い悩んでる人たちに向けて、その原因と私なりの解決方法の提案
純度140%のMItsuの独断と偏見で構成されています。
Contents
Why do you do せどり?
現在を起点にして何故せどりをしているのか問題の未来を構想しようとすると、私のように700億回ぐらい悩むことになってしまいます。
そのため、本来ならゴールの定義から始めるべきですが、文字数を稼ぎたい都合で、あえて「自分の立ち位置を見ましょう」とか「目的意識を持ちましょう」とか理由付けをして列挙していきます。
I want お金
「何でせどりするの?」って聞かれたら、多くの方が答えは「お金が欲しい」という結論に至るのではないでしょうか。素晴らしいことです。
ただし、【お金稼ぎ】は手段であって、【本来の目的ではない】ことが多いです。この現象を自己目的化と言います。
What is 自己目的化?
例えば、観光が生きがいという人からすれば、旅行に行くという目的のために、旅費を工面するために、手段をとるために必要なお金を稼ぐ必要性があるというのがASD的な考え方です。つまり、この場合は真の目的が旅行をすることとなります。
目的そのものがお金稼ぎという方は、そこまで多くない印象です。もちろん、遊んで暮らしていけるほどの資産を築いたのに、会社を大きくすることが生き甲斐で、それをゲーム感覚で楽しん出るような方もいらっしゃると思います。
もし、自分がせどりをやっている真の目的が何なのかがよく分からない人は問いかけてみてください。
明日、宝くじで5億円をあてても、今の仕事を続けますか?
答えがYESであれば、それは何とも素晴らしいことですが、NOであれば、次の問を考えてください。
仕事を辞めた翌日に何をやっていますか?
この答えがあなたが本来の目的としているものです。宝くじで5億円を当たってもせどりをやり続けるという考えの方がいれば、それも素晴らしいですよ(`・ω・´)
to 生きる
私がせどりをやっている理由は【生きるため】です。後先を考えずに会社を辞めたので、これしか道(出来ること)がなかったというのが正解です。
俗にいう専業せどらーという生き物は、常に体を動かしていないと、明日の飯が食えなくなる可能性があるので、サバンナにいる草食動物のようなに常に何かに怯えて生きています。
そうすると、自分と向き合って考える時間なんてほとんどありませんし、それをしようともしません。
ただし、専業せどらーこそ、せどりや人生のゴールをみておかないと大変な気がします。
私自身もそうでしたが何も目的を持っていないと【出口のみえないトンネルを歩いている】かのような錯覚に陥って、精神が蝕われていきます。
サッカー日本代表の練習メニューには「永久ラン」と呼ばれる監督がOKを言うまで走り続けなければならないという過酷な訓練があります。
いつ終わるのかが明示されていないので、ペースをコントロールすることもできない極限状態で肉体と精神を鍛えるための訓練とされているようです。
戦時中に列国が行った心理実験にも、捕虜を先がみえない極限状態に立たせて、どういった精神状態になるのかを研究していたという記録が数々あります。
こういった実験の全てが残酷な結果になっております。ゴールが見えないということは、凡人にとって、それほど過酷な状況であることは証明済みです。
現実
せどり物販に取り組むキッカケこそ、人それぞれ違うと思いますが、ある程度やっていると、ネットで言われているほど簡単でないことに気づくはずです。
私自身、誰でも稼げる簡単な副業という記事を見てせどりを始めました。
そこから毎日10〜15時間はせどりに時間を費やして、自分なりに頑張ってやっていましたが最初の1年は「バイトしてる方が稼げるんじゃないか」って思いが拭えなかったです。
その結果、拍車をかけるように「俺は一体何をやっているんだ‥」という自己嫌悪に陥って、さらに奥深いトンネルの中に吸い込まれていきました。
そういった精神状況に陥ると、Twitterを開いても 「爆益報告」や「せどりは副業でやるべきだ」という自分にマイナス議論ばかりが目に入ってきてしまい、さらに落ち込む負のループに入ります。
そんな状態を脱却させるために必要となるスパイスが未来のビジョンというものではないかと考えています。
もちろん、仲間の存在やビジネススキームを指導者の存在もめっちゃ大きいのですが、それらはどちらかというとムチ的な役割を担ってくれています。最終的にやるかどうかを決断するのは自分自身であり、人間は弱い生き物なので飴になり得る夢を構想しなければ行動できません。
私にとっての飴は 「自由になりたい」という思いであり、せどりでそれを実現することが可能だと分かっていたので突き進んでいけました。
勘違いしないでもらいたいのは、ここでの自由というのは、ストレスになる人間関係が拒絶し、好きな人たちとだけ関係を持てて、金銭的な困窮もなく、作業時間なども自分が決める権限を持てる状態を指しており、せどりだけで華やかな生活が送れるとかそういった幻想とは異なります。
夢への車間距離が縮まっているのか、どのように縮めていくのかを考えるようになってからは、辛い日々を耐え抜くことができました。これは旅行前のスケジュール作成をしているような感覚で解像度が高いほどに気持ちは高揚していきます。
例えば、「家族で旅行したい」といったフワリとした目標を立ててる人。「1年後に家族4人でファーストクラスでハワイに行きたい」と考えてる人では、日々の行動量や質が変わってきます。
前者は砂漠で蜃気楼かもしれないオアシスに向かって不安を抱えながら走っている状態であり、後者は、トンネルの出口から光が差し掛かっている状態で最後の力を振り絞って全速力で走っているぐらい違いがあります。
具体的に、後者の場合は、どのような目標設定に落とし込めるのかを実演してみます。
ハワイというゴール地点からお金と時間がどれぐらい必要なのかはググれば簡単に分かります。飛行代が50万円、宿泊費が30万円であり、全工程を終えるまでに7日はかかるとします。
すると、80万円を1年後にまでに貯めるためには、毎日いくら貯めればいいのかを日割計算できますし、そもそも7日以上の休みをとれる業務形態を目指す必要性があることに気づけます。
逆を言えば、行き先は決めてないけど、何となく旅行にいきたいと考えていたところで、どこにも行けません。
目的ありきで、逆算して移動手段が電車なのか飛行機なのかを決めて行く訳ですので。
定量的(具体的な数字を用いる)な目標を作って、そこから方法を逆算して考えることが有効的です。誰かに約束することで達成度は高まりますので、SNSなどで公言するのも効果的な手法でしょう。
出口が明確になっていると自分の日々の成長が可視化されるので、謎の不安感などに襲われませんし、自己肯定感も上がります。
ただし、ここまで話した目標設定は、あくまでも何かしらの目的を達成するための短期的なモチベーションアップ方法のため、効果は絶大であるものの目標達成後に燃え尽きてしまう可能性が高まります。
そこで、中長期的なモチベーションを保つために必要になってくるのが、ビジネスモデルのそのもののゴールから逆算して目標設計をしていくことが重要ではないかと考えております。
例えば、貯金100万円しかないけど、せどりを始めて1年でfireするみたいな目標を掲げたとして、それはビジネスモデルから考えて、理論的に不可能ですので「寝言は寝て言え!」とならざるを得ません。
せどりや物販のゴール
中長期的なモチベーション維持のために、せどり物販を知り、ビジネスモデル的に達成可能な最終的な目的地がどこなのかを考えてつつ、自分のゴールを設定していきましょう。
スタートライン
まず、せどりや物販を始めた時に最初にやることは、商品を買って売るという商売の原点ともなる作業です。
そして、せどりを始めるほとんどの方が「即売り縛り」からスタートすべきであることは言うまでもありません。もちろん、莫大な資金があれば、長期販売するための在庫を購入するのもありかもしれませんが、資金が少ない内は、即売りをメインとする方が適正です。
そして、その即売りを決行するためには、図のように様々な種類の商品を横に展開をしていかなければなりません。
1日に100個売れる商品を500個積んだ場合、ライバルやプラットフォームの入金サイクルを加味すると、高回転であっても資金を圧迫する可能性が高まり、【所持金<在庫金額】となってしまうことがあります。
また、カタログ削除や、急な需要低下などのリスクも高まるのよ。
その点、商品点数を横に広げることで、リスク分散になりますし、それぞれの商品が独立して回転してくれるので、同じ10回転/日を2個買うよりも、同条件の商品を2種類で各1個ずつ保有した方がキャッシュフローが健全化されます。
※在庫を抱えすぎて支払いができなくなる=事業者としての実質的退場
事業を長く続けるためにも、最初は労力がかかるが商品点数を横に広げて、回転率を意識する手法を選ぶという下積み期間は、絶対に必要です。
一方で、これが当たり前の状況であることを理解していないと、「自分のやり方が間違っているのではないか?」という錯覚に陥って、出口の見えないトンネルという名の沼に入り込んでいってしまうことになります。
それらを避けるためにもゴールとなり得る事例を紹介します。
収益の性質
まず、お金稼ぎにはキャッシュポイントの性質によって分けられた2種類が存在します。単純化するために端的に説明いたします。
フロー収益‥単発的な収益
ストック収益‥継続的な収益
先ほどの説明で横展開をさせて、即売り前提の商品を仕入れるべきと解説しましたが、これがフロー収益に当たります。
資金力が少ないほどフロー収益が破壊力を発揮するので、最初はそっちをメインにして、ある程度の資金ができたら、ストック収益を作っていくのが綺麗な形であると考えています。
そして、最終的にストックの比率を上げて、それだけで生活できるようになることこそがせどり物販のゴールになるのではないかと考えています。
ゴール
世間で言われるフローとストックとは意味が変わる可能性がありますが、本記事では【即売り商品=フロー収益】、【リピート商品=ストック収益】と定義します。
最初は「へ」「のへの」「もへ」「J」「I」のような単発的に販売するための商品を販売をするのがスタートラインになるという風に解説をしましたが、仮に「J」と「I」という在庫が長期的に売れる在庫であるとします。
これが永続的に購入できるものだとすると、翌年以降もベース収益になってくれるようになりますので、売上と利益と精神が安定していきます。
もっと期間をロングスパンにすると、このようなイメージになっていきます。理論上の話ではありますが、年数を重ねるごとにフロー収益とストック収益の比率を後者に持っていきやすくなります。
巷でよく言われる「副業せどりが最強」と言う説は、本業がストック収益となっていて、副業のせどりがフロー収益になっているためです。
図をみてもらえれば分かる通り、別にせどり物販だけでも、その状態を作ることは理論上は可能です。
本質的に考えると、【副業が最強なのではなくて、ストック収益ホルダーが最強】が正しそうですね。
そして、どの物販手法であっても「THE商材屋FUJI」の状態に持っていってる人はいますので、どの手法でも到達できると言うことです。
仮に、せどりだけで考えると以下のようなイメージとなりそうです。
「へのへのもへJI」⇨店舗せどり100%
「ASD FUJI」⇨店舗せどり80%+電脳せどり20%
「THE商材屋FUJI」⇨店舗せどり20%+電脳せどり80%
店舗せどりは、初心者でも利益がとりやすく、利益率が高い代わりに、一期一会の商品ばかりになりやすいので、横展開がしやすいフロー収益としての利点が強いと言えます。
一方、電脳せどりは、中上級者向きではありますが、利益率が店舗ほど高くはない分だけ、縦積みがしやすいので、ストック型の長期販売に向いていると言えます。
こういった事情から、初心者は店舗せどりがオススメで、徐々に電脳せどりに移行していくという暗黙のルールのようなものが敷かれているのだと考えられます。
あくまでも、一例であるため、ストックの部分がメーカー卸仕入れ、OEM、ブログ、YouTubeでも何でもいいと思います。また、これらせどりとそれ以外のビジネスの違いは、在庫の在り処の差ではないかと考えています。
まず、ブログやYouTubeなどは在庫を一切抱えないので比較対象から外します。
・電脳せどり⇨自社で大量に在庫を抱える必要がある
・メーカー卸仕入⇨他社が在庫を抱えてくれているのでリピート発注
・OEM⇨工場に依頼すれば生産できる
もちろん、それぞれのメリット、デメリットがありますし、単純なものではないと思いますが、論点となる最終ゴールはいかにリピート(ストック収益)をできるのかに回帰しているのではないかと言えます。
利益率、リピートの継続性は参入障壁の高さに依存して変動。
究極な話をすると、ストック収益を作った状態で会社を売却してしまうのが最強なゴールなのかもしれませんが、せどりをやっている多くの方にとっては、在庫によるストック収益を作ることになるでしょう。
実際に、莫大な収益だしている方々はいらっしゃいますので、せどり、メーカー卸、OEM、どんな手法でもこの状態に持っていけるというのは間違いないでしょう。
ストック収益の必要性
それでは、なぜストック収益が必要な理由や、ストック収益がどの程度あれば最適なのかについて少しだけ触れておきます。
もちろん、来月の売上を予測しやすいとか、メリットの部分はだせばキリがないですので、経費の部分だけに着目します。
経費の中には【固定費、変動費】という大まかに2種類があります。
固定費は、事業がストップしようがいつでも発生する費用ですが、変動費は売上がストップすれば、基本的には0円に回帰します。
つまり、急な体調不良に陥って仕入れができなくなっても固定費はかかりますが、売上は0円の状態になります。
この固定費の部分がストック収益で、半自動的に補えていれば、多少の予期せぬ事態には対応可能であると言えるのです。
ゴールから目標の逆算
ストック収益をつくるために
”ビジネスモデル的なゴール”が見えたので、そこから逆算して、ストック収益を構成するための手段を洗いだしていきましょう。
私自身がせどりをやっているので、せどりのみでストック収益を作ると仮定すると、必要となるものが3つあります。
資金‥長期で在庫を抱えるので莫大なお金が必要
場所‥抱えている在庫を置く場所が絶対に必要
商品選定能力‥せどりの”ストック収益=縦積み”の場合が多い
長期的に販売する商品を積むということは【市場に溢れ返っている状態で買うことがほとんど】になりますので、どんな商品の価格が上がっていくかの予測をする必要があります。
現状、色々なせどりツールがありますが、過去から現在までの需要供給しか読み取れず、未来の部分は自身の脳内で読み取る必要があり、それを運用するだけの「資金」と「場所」も同時に必要となります。
(もちろん、小型軽量商品のみでポートフォリオを形成して、低資金かつ場所を取らずに売上をあげるなどの手法もありますが、ここでは一般的ないわれるせどりの勝ち方を紹介していますため、省きます。)
特に、未来予測は「インデックス投資したら10年後に上がるから全財産を投資しよう」といったフワリとしたものではなくて、自分の状況に合った価格帯やジャンルの商品を見つけなければなりません。
keepaを使って、3ヶ月後の価格予測をするといい練習となります
つまり、効率的にお金を稼いで、リソースに沿って徐々に規模を拡大して、商品選定力を身につけていくべきということになります。
そして、上記した3要件を誰でも達成できる可能性を秘めているのが即売り縛りの店舗せどりであると考えており、そこに行き着くための練習としては、店舗せどりが最適だなとせどりコミュニティを運営している私的なポジショントークが生まれる訳です。
店舗せどりをやる意義
どんなビジネスもスモールスタートしてから拡大をさせていくというのがスタンダード手法とされています。
電脳せどり、メーカー卸、OEM、ブログ、YouTubeにしても小資金から始めることは可能だとは思いますが、先ほど記した3要件をRPGゲームのように体得できるという点で、ビジネスのスタートとしては店舗せどりが最強なのではないかと私は考えています。
できる(可能)とやるべき(推奨)では意味が違います。
そうは言っても、何が最適なのかは、ゴール設定と個々人のリソースや考え方で180度変わってくるので、今の自分の立ち位置からゴールまでを逆算して考えることがいいでしょう。
私がせどりを始めた頃、こういったことには気づけていませんでした。いや、恐らく頭でフワリとは考えてはいたものの解像度が低く、具体化されていなかったので、日々のモチベーションは低下していく一方でした。
そんな中で救いとなったのが、自分の夢とビジネスモデルのゴールの二つを明確化させて融合させるという行為でした。
これさえ分かれば出口に向かって突っ走るのみです。
いかに電脳で縦積みにいくのか、いかにメーカーの取引先を増やすのか、いかに自社商品を開発していくのか、自分の得意不得意によっても道のりは変わります。
最後に
本記事は「こうした方がいいよ」と指南するものではなく、全体像の流れは「こうなるのではないか」という仮説を過去の自分に向けて執筆したものになります。
そんな私も日々、自分が何をしたいんだろうと未だに迷走する毎日を送っています。
できることの幅が広がった瞬間に、昨日までは考えられなかった夢が舞い降りてきたりするものなので、夢は可変的であっていいですし、悩むことも悪いことではありません。
ただし、どうしても叶えようのない目標を立てたり、自分がやってることの意味もわからずに恐れている時間は無駄です。
1年やそこらでせどりで自由になって、タワマンに住むとかは完全に不可能だと思いますし、誰かが「せどりがオワコン」だとか言ってるのに気を取られて身動きとれなくなるのも時間の無駄です。
もっとマクロの視点を持って考えてみれば、日本経済自体が不況なので、誰でも参入できる状態で伸び続けてる産業がある方がおかしいですし、ブルーオーシャンである訳がありませんし、そんな業界があったとしても、庶民の耳に入ることは一切ありません。
そして、国全体が不況になってきている状態ですので、日本で生きてる現役世代ののほとんどが何かしらの恐怖を抱いて生きていることも至極当然なことです。
客観的な事実や、自分なりの根拠を元に、正しく恐れるようになれることが、令和を生きる我々にとって最も大事なスキルの一つです。
人間は「できなかった過去」よりも「やらなかった過去」に後悔する生き物であ理、「過去」を変えることは不可能ですが「今と未来」はいつでも変えられます。
是非、行き詰まっている方は、一度歩をとめて自分なりのゴールを紙に書き出すための時間をとってみてください。
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最後に尊敬する先輩経営者さんから紹介されてバイブルにしてる教科書的な本を紹介しておきます。物販を拡大させようとしている全人類が読むべきものではないかと考えております。
それでは!!!!!