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投資せどりが石油王にしか向かない理由【人は知ることで不幸になる】

こんにちは!Mitsuです!

煽りゆき

資金少ないくせに投資せどりなんてやってんスカ?正直、辛くないっスカ?

界隈で話題が上がるたびに「それってあなたの感想ですよね‥」って思うことは多々ありますが、こればっかりは残酷な天使のテーゼです。

今も昔も変わらずに「オワコン」と囁かれるせどりと、日々モデルチェンジしていく投資せどりって、なんか趣がありますね。

過去にもDVD投資、LEGO投資、洗剤投資などと色んな投資手法が流行っては消えてを繰り返して、フェニックスのように復活を果たす、例えるなら平家物語のようですね。

投資手法はミスると人生ツムツムになりかねないので、ご利用は計画的にやらないとダメ!絶対!これはせどり都市伝説だと思ってたんですが、残念ながら2年半もせどりをやっていると、関わりがある人の中でもキャッシュアウトした方が何人かいました。

それでは、なぜ初心者が寝かせをやるべきでないのかに関して、”自称”日経せどり東京の本部長Mitsuがチンパンジーにでも分かるように解説していきたいと思います。

本記事の内容

・せどりでお金を増やすためには?
・廃盤投資せどり何がダメなのか?
・複利とは

せどり

せどりって分かりやすい言葉を使うと「巨大小惑星」のように大きいのか小さいのかよく分からんという矛盾点があります。簡単そうに見えるんだけど、ガチでやろとするとお金の管理が難しかったりとか。

もちろん、「仕入れをミスった商品は押し入れに隠して、存在自体をなかったことにして、年末の棚卸しの時期に裏から穢土転生させて爆益報告」をしている石油王にとっては、その限りではありません。

お金の増やし方

せどりでお金を増やすためには【仕入金額<販売金額(原価+利益)】の不等式を成り立たせいないとモヤシ生活になります。

文字でみると簡単そうなんですが、実際には仕入れたけど納品をし忘れたり、群がってしまって値崩れや、そもそも出品者が激増して回転率が下がって売れないなんてことも多々あります。

要約するとファーストステージでは【仕入れた商品を速攻で納品して、全て黒字で売り切れ卍】ってゲーム性なのですが、これが出来るような商品選定能力がある人を初心者と呼ぶのかは疑問というジレンマ。

そして、中級者と呼ばれる方々は、わざわざポテンシャルが高い商品の購入数量を絞るようなドMな仕入れ縛りはしないので、全部を即売り切るという行為は幻の初心者手法として存在しています。

せどりは資金が少ない初心者ほど不利で、年数を重ねるごとに有利になるという物理法則に完全に抗ったビジネススキームなのです。

ただ、最初は即売りの横展開をさせていく意識が絶対的に重要というのが持論です。お金があるからといって、基礎を怠って最初から資金の暴力に頼った仕入れをしていると、相当な石油王じゃない限りは、いつかは運用できなくなります。

何故なら、2015年の直前期に黒字で終わった企業の46%が翌年に倒産したというデータがあるためです。

他の年のデータをじっくりとみた訳ではありませんが、半分以上の会社は黒字で倒産しいるという事実があります。もちろん、倒産理由はせどりとは似て非なるところもあると思いますが、キャッシュアウトって資金が少ないから起こすのではなくて、運用能力の問題で起こすんだなということが伺えますね。

だからこそ、最初は即売り至上主義でお金をぶん回すRPGゲームとしてせどりに取り組むことが大事です。

投資せどりが初心者には厳しい理由

界隈でよく報告にあがる「月利」とか「粗利」とかをだすと叩かれますよね。それだけじゃ儲かってるのかどうかが分からないからです。

ただ、自分が発信者の立場にたってみると分かるのですが、プライスターとかの価格改訂ツールのように、世間一般で統一された数字で報告をあげないと結果を出せてるのかどうかが分からなくなります。

また、数字自体が経営者の定義などによっても変動するので、価格改訂ツールの粗利のように前提条件が揃っていると成長度合を比較するのに便利なのです。

僕のような商材屋が「営業利益」ではなく、「粗利」でマウントとりがちなのは、そういった事情があることはご承知ください。

ただ、商材屋はよくても、皆さんのような物販屋が自分の事業を見直す上で「営業利益」がでているから儲かっていると錯覚するのはナンセンスです。

この図をみて1月と2月でどっちが事業としての成績が高かったのかを考えてみてください。粗利だけでは2月の方が優秀ですね。

ここで賢い皆さんなら「営業利益がでないと分からんよー」って煽る訳ですよね。それでも2月の方が利益はでてますから〜ザンネン!!!!

もっと突っ込むと、労働時間に対しての売上だとか、売上に対しての経費率だとかも比較しなければなりませんが、今回の説明とは関係ないので割愛します。

ところがどっこい、銀行残高の増減表でみてみると、2月はクレカの支払いができずにタヒにかけてる可能性があることが判明してしまいます。

どれだけ粗利や営業利益がでていようが在庫が増えていればお金は減っていきます。だからこそ、利益云々だけに目を向けるのではなく、並行して在庫のコントロールをする必要があります。

不良在庫を持ちすぎると見るのが嫌になる気持ちは分かりますが、コントロールしないと黒字倒産します。

どんだけ利益がでてようがポイントを獲得していようが在庫が増えてたらお金は増えてませんし、利益額が小さくても在庫金額も少なければお金は増えるというのは1+1=2ぐらい当たり前のことです。

勘違いしないでもらいたいのが、在庫が増えることが悪いことではないということです。増えた理由が予期せぬ事態によって穢土転生せざるを得ないものなのか、それとも最初から投資目的でやっているのかによって変わります。

トレンドせどりなどの一部の手法を除いて、売上をあげるためにはそれなりに在庫を抱えることが必要不可欠なので、一時的にお金が減ることも当然です。

「え、ワイ売上と残高が増えててワロタwwwwwwwww」って方は、是非デビットカードや現金を使って仕入れを行っても同じようになるのかを検証してみてください!!!

また、投資せどりをやってる方は、自分がそれをすべき領域にいるのかを別途検討する必要があります。多くの方(ワイ含む)が、廃盤投資せどりをやるべき土俵にいないので、界隈で投資せどりは【初心者には向かない】と謳われるのです。

投資せどり入門試験

それでは、あなたが投資せどりをやるべき土俵にいるのかどうかを検討してみましょう。

資金力

投資せどりをする上では最重要とも言える資金力問題について考えてみましょう。

Twitterを見る限り、せどらーは30代の方が多数いそうだったので、そこを基軸に考えてみます。

金融広報中央委員会のの単身世帯調査とかいうそれっぽい統計屋さんのデータによると、30代(単身者)の貯金額の平均値が327万円、中央値70万円となっているようです。

貯金額100億の石油王と、貯金額0円のたかしの二人がいたとしても、平均値は50億になります。平均という数字は、石油王がデータを引き上げてしまう性質があるので、今回は中央値を採用します。

ただし、【貯金額70万円=せどりに使えるお金】となるのかは疑問ですので、10万円は生活費を補填させるための費用として、60万円がせどりのみに使える金と仮定しましょう。

その60万円の中から、せどりに必要な資材(シールなど)や機材(PCプリンターなど)を買って10万円が吹き飛ぶので、実質50万円しか使えなくなります。

(※多くの方は、ここから融資を引っ張って100万円のせどりコンサルを受けて、赤字の状態から運営をスタートするのですが、今回は融資なども考慮しません。)

せどらーさんは豪快なので、初月からフルベット(50万円)します。せどりは月利20%なので、投資の神様ウォーレン・バフェットの生涯利回り20%に匹敵します。

月利20%ということは、単利で1年後に170万で、複利で約380万弱が手元に残りますね。(なんか計算が間違ってたらゴメン)

実際にそんな利回りを達成できるなら「Googleの時価総額以上に稼いで買収しました」というせどらーが大量発生するはずですが、懇親会などでそういった方を見たことがないので、簡単にはいかないようです。

何はともあれ、単利でまわすか、複利でまわすかで元本が50万円だったとしても、1年で200万円の差がでてきてしまうという話です。

これが世紀の大天才アインシュタインが絶賛した複利の力です。

2秒で分かるようにまとめました。

せどらーは慣れてくると、即現金化できない非流動資産(寝かせ商材)などにお金を突っ込んでしまうため、自己資本の30%ぐらいを上の図(単利)に持っていき、自ずと難易度をあげてしまうドM気質の方が多いのです(Mitsu調べ)。

3ヶ月後に利回り30%をだしたとて、その間も在庫に資金ロックされるので、莫大な機会損失を受けてしまっています。

寝かせは【奥義:穢土転生】を使ってこそ真価を発揮しますが、穢土転生は術者の資金力によって開花するもので、そうでない人にとっては短期的な快楽を得るためのドーピングです。

3ヶ月で利回り30%を年間4回転させる奥義使いと、月間利回り20%を年間12回ぶん回している方のどっちが1年後に儲かってるかって、一目瞭然ですよね。

3ヶ月で利回り30%って単利なので、月間に直すと10%まで落ちます。ただ、石油王の場合は、「今日も第3油田から金が湧いてきてワロタ」ってなるので、全部を即売りにする必要もないから大量に商品を買って最大値の利益をとろうとする訳です。

寝かせって出品者や市場在庫と回転率から「大体、3ヶ月後にはあがるだろうな‥」って推定して行うので、どこまでいっても予測の範疇でしかありません。

情報が民営化された現在、せどらーの価格予想的中率は、ピンポイントで当てるという制約の中では、その辺にいる占い師に毛が生えた程度の場合がほとんどです。

どんだけ商品のポテンシャルを読めたとしても、僕みたいな情報商材屋が「あー何かフォロワー増やしたいから激アツ商品でもツイートするか」ってなって、実行した瞬間に寝かせ期間は伸びます。

これが投資界隈だと内部情報クラスのホットなネタはインサイダー取引とかで裁かれる可能性がありますけど、せどりにはホットなネタもクソも関係ないですからね。

ついでに言っておくと、フリーランス人口でコロナ後に爆伸びしているので、当然ながらせどり人口も加速度的に増えていくでしょう。

参入者の増加で恐ろしいのは、発信者が客寄せで商品共有をすることよりも、算数が苦手な初心者が参入してくることです。

僕ら発信者はまだギリギリ理にかなった動きをしますが、新規で参入された方々は訳の分からんタイミングで、ロジックの外側で戦ってるような値付けを展開してきたりします。

ラスベガスのカジノでも、せどりでも最も恐れるべきは初心者です。同じステージで戦ってる者同士なら、心理や数字のロジックに基づいた動きをするのですが、初心者にはロジックなどがないので、勝率2%の手札を切って、プロを唸らせることが多々あります。

幸いにもせどらーの場合は、ロジックが通用しない謎の値下げマンが参加してきても、油田を持ってれば「値下げマンだ!ラッキー!狩りとろ!」ってなりますが、自分がカツカツな状態だと「値下げマン、タヒね!」ってなります。。

後者(今の僕)であれば、投資せどりをやるステージにいない可能性が高いです。

販売力

最近は、Amazonのカタログ削除や出品規制が頻繁に行われていますので、そこしか販路がない状態で寝かせをやるのは危険です。

例えば、この商品は1980円で300個以上は刈り取りましたが、Amazonが出品をやめた途端に新品の出品が禁止になりました。

偶々ではなく、ロジクールのいくつかの商品が同様に「Amazonが枯れた瞬間に新品出品禁止」になっているものがいくつかあります。

直近では冬物の電子カーペットのカタログが削除されたり、JABRAなどのように急に出品規制がかかって、規制を解除しても知財飛んでくるみたいなパターンもありますね。

もっと言うなら、今まではFBAでOKな日用品なのに謎に危険物にされてFBAを塞がれたりとやりたい放題です。

資金問題の他にカタログは消される、制限かかる、出品できないの三重苦に見舞われる可能性があるので、Amazon一本での寝かせは、無装備で北センチネルを訪問するぐらいの危険を伴います。

結論

かつて、世界一幸福度が高いと言われていたブータン王国をご存知でしょうか?

情報鎖国をしていたことで他国と比べることがなく、国民は自分達が幸せだと思い込んでいましたが、テレビの普及で幸福度は下がり、犯罪率が上昇しています。

発展途上国ということもあり、国民の金融リテラシーの低さから、テレビ広告に惑わされて、借金地獄に陥った人が増えたことが主な原因とされています。

何か、せどり界隈に通ずるものがあるなと思います。

僕も自己資本が少ないところからせどりを始めていますが、コロナ禍で金融緩和されていたこも相まって、始めて直ぐに融資300万円ぐらいはポポポーンっておりました。同じような状況の方も多数いらっしゃることでしょう。

2年ぐらいが経ってみて、返済地獄で自転車操業になっている方を何人か知っています。

冒頭でも触れましたが、お金持ってるからといってエアプで投資せどりをやることを否定はしませんが、基礎能力が欠如した状態で取り組んでもアッパーがくるのは早いので、投資せどりは金持ちになってからやるのが正解です。

また、身の丈に合わないお金を手にしたときは、使い方が分からなくて、変な使い方をしてしまうことが多いというのが実体験でした。

何となくあがるだろうと予測した購入した商品で、3ヶ月後ぐらいに穢土転生しましたが結局30万円赤字とかもありましたし、カタログ削除されたこともあります。

「30万円ぐらいなくなっても、30万円を稼げるようになればいいや」って思っていた時期もありますが、自己資本で30万円を保有するためには、税率20%と仮定しても利益37.5万円を稼いがなければなりません。

(※もちろん基礎控除などがあったり、消費税があったりなどで計算は変わります)

何でこんな話をしてるかって、借金して、寝かせやって、数年後に退場みたいなのがせどらーの黄金ルートだからです。

だからといって、寝かせが絶対的に悪という訳ではありません。小資本の短期戦で考えるなら、金融証券を買うよりも、せどりで商品に投資した方がリスクも低く、利回りも詐欺かよと思うほどに抜群に高いことの方が多いです。

そのため、小資金であっても練習として割り切ってミニマムでやることは全然ありだと思います!

要は、間違ったやり方や、脳死してやると、見えぬところで損してたり、支払い地獄になってしまうよという注意喚起なだけで、用法を守って正しくやれば、最小労力で利益を最大化させることが可能です。

何が言いたいかというと、最近なんでもかんでも値段が下がるので、本当にやめてくれ。破産してしまうよ( ´Д`)y━・~~ってことです。

P.S

最近、「あいつは、他人の手法をディスって自分のビジネススキームを売ろうとしてる。他人を批判する人はクソだ。」みたいな矛盾構文をよく目にします。

この記事をアップしたら、同じようなこと言われそうなので、予防線を先に書かせていただきます。

僕は価値提供できる自信がありまくるので、自分のコミュニティに興味を持ってもらえて、加入者が増えたらいいなという気持ちもありますし、コミュニティに参加しなくても僕のnoteなどでせどりを学んでももらえたら嬉しいなとも思ってます!

ただ、そのために他人の手法をディスって自分のところに引き込もうという魂胆は残念ながら1mmありませんし、そんなことを考えたことすらなかったので大変勉強になりました!

今回説明している投資せどり、以前に記事にしたポイントせどりに関して、僕自身も今現在もやっている手法です。

その上で、「現実的に考えて、初心者には難しい手法よね」って僕なりの根拠を交えて説明しています。

批判ではなく、事実を記載しているつもりですので、内容に間違いがあるなら「その理論は〇〇な理由により間違っています」とご指摘いただけたら、直ぐに修正いたしますので、お手数ですがご連絡をいただけたら幸いです。

根拠もない状態で「まだまだ稼げるよ〜あいつは他の人のスキームを蹴落として〜」とか言ってるのでしたら、それこそ単なる批判です()

悪魔の証明といって「ないものを証明する」って難しいですし、どんな物事にも例外はつきものです。

「今からブログに参入しても稼げますか?」って大衆にとってはNOですが、中には莫大に稼ぐ人もいるでしょう。

後者のような少ないサンプルを引き合いにだしてきて、「稼げるよ〜」って言う方が僕からしたらミスリードになるでしょと思いましたが、僕は頭が悪いのでよくわかりません!!!

僕だって本当はYouTuberになってウーバーイーツを頼むだけお金が入る生活をしたいですが、そんな能力がないので生きるために割り切ってせどりをやっています

それでは!!!