国内EC

Amazonセラーを救いたい

「こんちゃ!Mitsuです。

ある日、突然にして国内→越境に内容が切り替わってしまった夏休み明けの中学生みたいな反抗期を迎えた当ブログですが、久々に国内ECネタに触れていきます。

最近、めっきりとAmazonについての話題がXでもでてこなくなってきたので、アホみたいに儲かってる陣営と、撤退していってる陣営で、二極化現象が進んでいる昨今なんでしょうね。

そのため、僕はアマセラーを救うべき活動をすることにしました!

僕はshopee宣教師ではあるものの今回ばかりは「shopeeやるお‼️」なんて浅はかな結論で終わらせるつもりはなくて、本気でアマセラーを救うために記事を書いてみました。

本記事の内容

・全人類がAmazonをやるべき理由

・最近流行りのアレ

・Amazonセラーを救うための秘密道具の召喚

Amazonは世界最強を維持

普段からshopeeの対比として、「Amazonのマーケットプレイスシステムは2023年10月1日からキツくなった」とYouTubeなどで言っていますが、半分本当で半分嘘です。

補助輪機能

今から「コネなし金なし職なしの状態でAmazon専業で食えますか?」と聞かれたら「フィリピンのスラム街でアルミ缶を拾って生計をたてるよりは期待値あるよ」って答えます。

ただし、「今は他の販路やってるけどAmazonあった方がいいか?」と問われたら「あった方がいいでしょう」とも答えます。

大久保公園で悪魔に魂を売ってますとかの商売を除けば、どんな販路で何を売っていようが国内Amazon販路は持っていた方がいいのは明白です。

それは、もちろんshopee無在庫輸出やっていても同じです。

いざ有在庫に切り替えたときにメーカーと交渉するのに、shopeeで1日30個しか売れてないと、月間360個売る計算での交渉となりますが、Amazonで1日120個売れてたら、月間4500個売れる計算で交渉できますからね。

大量に買うほどボリュームディスカウントで仕入価格が有利になりますし、一度も商品販売したことないエアプ小学生でもkeepaを24秒ぐらい指導したら、月間何個売れてるのかの凡その予想は立てられるのがAmazonです。

楽天メインだろうがヤフショメインの販売だろうが新品を扱うのなら同じです。

要は、Amazonは差別化して高く売る販路としては死んでますが、数売るための暴力装置としては、未だに健全に機能をしています。

マルチテナント型モールで差別化した販売をするとメーカーに交渉をかけて、月間販売数はアマを加味した数量で話して、トータルのボリュームディスカウントを狙うのが主流です。

しかも、何がいいって就労支援さんとかに梱包を教えちゃって、問屋から直送させて、西濃の全国集荷依頼を利用すれば、1点10円とかで一度も在庫をみることなくFBA販売まで丸投げできる点です。

ヤフショのヤマフィルなんて、学年最下位を東大理三に導ける指導力ないと無理なんですけど、Amazonは神ツールが整備されているので、チョロいです。

仮に、一生無在庫しかやる予定がなかったとしても、商品仕入後にお客さんから「やっぱいらん」ってキャンセルされた時とかに、脳死で在庫処分できてしまうのもAmazonのメリットと言えます。

メリカリで処分しようとすると、写真撮ったり文章を考える手間がかかるのに、価格相場も終戦後の闇市みたいになってるので、生きる希望を失いますが、AmazonならFBA突っ込んでおけば、手間かけずに自動で仕入値の7割をぐらいを回収できます。

単純な仕入れミスの時も資金回収という名目で運用するなら、国内Amazonより楽かつ即効性に長けたものなんて存在しませんので、補助販路としては最強すぎるんですよね。

ツール開発視点

まあ、AmazonほどAPIが公開されてて、いくらでもハッキングしてOKみたいなスタイルをとってるECって他にないので、世の中のツールはほぼAmazon基軸で構築されているので、どっちにしろ導入不可避なんですけどね。

ただ、アカウント持ってるだけで、使ってないって人は積極的に在庫処分装置として活用した方がいいですよ。

本題

最近流行りのアレ

それでは、本題に入りますが、最近流行りっていうと語弊of語弊を呼ぶんですが、ちょっと前ぐらいからネットざわつかせて一世を風靡した「自社カタログ」というスキームについて話していきます。

2年ぐらい前は、適当にアソートを組むだけでも脳死でボロ儲けできたんですが、最近はやる人が増えてきたので、旨味は減ってきましたね。

それでも、Amazonの販売力が強すぎるので、適当にカタログ作ってスポンサーブロダクトまわすだけでも、まだまだ全然売れていきます。

↑カタログ作成方法を紹介した有料記事

「そもそも自社カタログってなに?」って人は、もりもとらさんが教材でまとめてるので、買ってみてください。

既にカタログを作れる人からすると、別に新しい情報は書いてないので買う必要ないけど、これから学ぶって人は綺麗にまとまってるからオススメです。

あ、カタログに相乗りさせないようにする術みたいなところを知れたのはよかった。

ただ、自社カタログというのは、広告をかけないと売れないので、触りだけ知って広告費でダメージを負ってる人がいるって話も耳にしますし、もう自社カタログはオワコンって話も耳にします

最近流行りのアレがアレになった理由

それが本当なのかを検証するために、今2秒だけセラーリサーチしてみたけど、自社カタログは、今だに全然通用してるし、確かに爆死してそうなセラーもプランクトンみたいに大量発生していました。

この両者の違いが何なのかを考えてみたら、広告への理解の差なんだろうなと感じてます。

よく「本来のAmazonが意図するものとは違う!」とか「消費者目線的によくない!」とかXで色々と言われてましたが、要約すると「皆んなやったら広告費が高くなる(怒)」ってことだと思う。

だって、せどらーがカタログ乱立させる前から、パケ変とか、ボタン増やすとかの小手先は中国輸入商品でも起きてて、それが型番商品にも波及しただけで元々Amazonのカタログは世紀末だったもん。

反論があれば日曜日の15時前後にシモさんのTwitterのリプ欄に藤井さんの悪口でも書いておいてください)

とにかく今まで美味しかったのに、人が大量発生して販売数が減ったとか、広告費が爆増したとかで同業からもヘイトが溜まってきてるスキームであり、せどらー以外の物販屋からもチクチク言われてる昨今。

だけど、本当の意味で、世の中に価値提供できてる商品なんて少数ですし、僕らも必死に生きてるだけなので、もうちょっとせどらーに優しい社会になってほしい!

(ちなみに、シモさんは3年前ぐらいから「100均でおまけを買ってカタログ作って売りましょ!」ってnoteに書いたりしてたけど、むしろ皆んなに感謝されてたの草)

そして、この問題の本質【自社カタログ作成が増えた】よりも【中途半端な広告運用者が増えた】ことでの相場の崩壊にあるということです。

ちゃんと広告かけて、SEO上位にいれば、未だに売れ続けている人はいっぱいいますし、軽くリサーチしただけでも見てとれます。

だから、広告運用ができない人にとってはオワコン見えるけど、出来る人には無風とまではいかんでも、こんなもんだよねって感じだと思います。

ちなみに、ライバルが気になって夜しか眠れない人は、世界中にまだない唯一無二の商品をプロダクトの原料の段階から精査して作って商標&意匠&特許を網羅していくのが良いですよ。

他人に何かを求めても意味はありません。

僕も【俺以外は全員今すぐ転売辞めてくれねーかな】って1億回ぐらい願って今日に至りますけど、どんだけ願っても俺以外が転売を辞めてくれる日は訪れませんでしたからね。

アマセラーを救いたい

つまり、この問題の終着点は広告運用を鍛える(しっかり数字をチェックする)を繰り返すことで損失を削るorライバルに勝ち続けて利益を残していければ解決するんですよ。

そのためには、広告の数字をチェックしながらチューニングとかいう横文字行為をやらなきゃならん訳ですが、皆んなやらないから焼け野原で全滅してる構図です。

じゃ何故やらないのかといえば、やり方が分からんのが2割で、データがゴチャゴチャしすぎててチェックが怠いのが8割なんだろうなって思います

あんまり数字チェックに触れられることも少ないですからね。

広告データのチェック方法は

キャンペーンマネージャーから広告データをエクスポートするだけです。

だけど、開くとこんなゴチャゴチャした文字の羅列でゲロ吐きすぎて自宅が上野駅の朝5時みたいな状況になっちゃいますよね。

そこでAmazonの広告データから必要情報だけを抽出して商品ごとに整理整頓させるマクロを配布することにしました(救済措置)。

持ってけ泥棒!!!!

↑利益計算

商品ごとにシートを自動生成】してくれて、左から【キャンペーン名〜ACOS】と整理してくれるので、分析に必要なデータだけを観測できるようになり、広告運用がかなり簡略&可視化されます。

無料配布してるものなので、実行ボタンつけたりとかはしてないので、勝手に改造して使ってみてください。

広告って超簡単にいうと【利益率>ACOS】になってれば、広告をかけてることでのメリットが発生しているので、朝出社したら価格改定をして広告データを確認して、毎日微調整してたら死なないし勝てます。

何なら基準値を決めて、キャンペーンマネジャーの権限を渡せば、外注化も用意かなと思います。

例えば、商品ごとの利益率(経費まで抜いたやつ)を全ての商品で算出して、ACOSの方が大きくなってしまったら報告してもらって修正するとかね。

ちゃんと知識つけて、アホみたいに広告を垂れ流しは辞めて、自分だけでも堅実に運用できれば、相手が撤退するのをコーヒーを飲みながら待つだけで桶です。

まとめ

Amazonのスポンサーブロダクト広告ってオートの放置プレイでまわせて、集客量が強いから勝手に売れるし、他のクソ広告とかと違って触りやすいからこそ、皆んな脳死で使って爆死します。

何が面倒ってAmazonは全体の相場を壊せるし、やってる側は広告がレッドゾーンでも知らずにアクセルベタ踏みしてるから、赤信号をみんなで渡って全滅するんですよね(Amazonだけは儲かる)。

一方で、結果はでやすいから効果検証もやりやすいし、視覚的にもいじりやすいしで、広告の練習としては、かなり最適な販路でもあるとも思うんですよね。

クリックされないならCPCをあげて、CVRが低いなら価格を調整して、ACOSが悪いなら調整してとかね。

もうタイピングに疲れたから、今回は広告運用の基礎知識みたいなのは触れてないけど、反響あれば今度shopeeの解説YouTubeあげる(宣伝)!

だから、アマ広告とかで集客の勉強するのは理にかなってるし、別にshopeeじゃなくてもいいから、楽天とかヤフショとかのマルチテナントに横展開して、最終的に差別化要因を作っていった方がいいですよ。

特に、ヤフは楽天潰すためにばら撒き活動してるし、無在庫への制限がキツくなってきたから、売りやすくなってるので、アマで反応よかったやつを最安値でだしつつ同梱物でレビュー貯めるだけでも、そこそこ長生きします!

広告運用自体は、どの販路だろうが物販以外の領域でも使える知識なので圧倒的な資産になりますよ!

型番の転売ごときでと鼻で笑われそうですが、ガチガチに作り込んだ唯一無二の商品開発を本気で取り組むなら1000%そっちの方がいいと思いますが、結局小手先のことやるなら、型番商品で練習した方が楽です。

あと、マクロを使えば、どの販路だろうが余計な作業は簡略化できますし、汚いシートも綺麗にできますので、ぜひ皆さんも暇な時にマクロを組んでみてください!

それではご機嫌よう。

」ってシモさんが言ってた!!!!!!